心地よい風なう
701号室にとって一番過ごしやすい季節がやってきた。
タッセルをなくしてしまったものだから、レースのカーテンが髪の毛ごと撫であげる。頬を包んでみたり唇をかすめてみたり、この空間に恋を思ってしまう。
何にもない日代表として描写されそうな今の空気だけれど、なんだかんだ、こんな日の方が少ないのだ。
ゆったり目を瞑って小鳥の声が聞こえて、筆先が余裕を持ってストロークする。SAWAYAKAで大変よろしいではないか。
少し涼しいくらいの外の風が好き。
晴れた5月の昼間の風、雨の3月の夜中の風、どちらも大変よろしいではないか。
え。
大切なのは家の中にいることで、少しでも風が暴れ出したらすっと窓を締め切って、さっきまでの心地よさに思いを馳せるのだ。風の楽しみ方。
というわけで、あんまり自分勝手ではいたくないけど、それは、対人間のためにとっておきたい気遣いだよね!はじめからちょっとしか持ってないものなんだから消耗してしまっては勿体ない!
毎日毎日お洋服に悩まされてる。人によく見られたいと思うのに、そのために服ってそれなりに必要なのに、私は一切服に興味もてないの~!なんで。っていうか笑われたくないってのが服選びの大前提にある。人のソックスを笑うな。とはいえお洒落は足元から。めちゃくちゃいってんなよ。
諦めてもいいものは諦めよう。おしゃれとか。